【競輪】「最後のGⅠ」競輪祭にかける!

競輪ピラミッド エッセイ
競輪ピラミッド

東京はめっきり冬の訪れ
コタツから出れずそのまま寝落ち、気づいたら朝になり嫁に起こされて怒られるという季節

しかしそんなだらしなさも、ある日突然一方的に告げられた「次やったら罰金一万円」というここは◯塚ヨットスクールか某宗教法人かと思えるほど、理不尽にもほどがある家ルールを前に一瞬で改善「この時期の罰金=人生の楽しみを奪われる」と言っても過言ではない、ギャンブラーにとってこれから年末までとにかく大事な時期なのです

さあ
今年もいよいよ最終決戦がやってきます

11/21(火)〜11/26(日)に小倉競輪場で開催されるGⅠ競輪祭(けいりんさい)です

競輪を知らない方のためにも
ざっくりと、なぜ最終決戦なのか?

競輪では現在年間で6個のGⅠがあります

開催順に
①全日本選抜
②日本選手権(別称・競輪ダービー)
③高松宮記念杯
④オールスター
⑤寛仁親王牌(ともひとしんのうはい)
⑥競輪祭

で、このいずれかのGⅠレースを一つでも優勝すると年末に開催される競輪界最高峰レース【競輪グランプリ】への出場が確定となります

今年は大阪の古性優作選手が全日本選抜・高松宮記念杯・寛仁親王牌の3個のGⅠを優勝してるので現時点で
⚫︎大阪・古性優作選手(選抜・宮杯・親王牌)
⚫︎岐阜・山口拳矢選手(ダービー)
⚫︎栃木・眞杉匠選手(オールスター)
この3名がグランプリ出場確定しています

GⅠレースは6個ですが、競輪グランプリ出場枠は9名なのでGⅠ優勝者以外は獲得賞金ランキング上位選手から順番に選ばれます

仮にGⅠレースの全てを異なる選手が獲れば6名➕獲得賞金上位者3名で全9名となります

が、今年は前記の通り古性選手がGⅠを3個獲ってますので賞金組の枠は多くなっています

※現時点での賞金上位選手6名(賞金順)
⚫︎福島・佐藤慎太郎選手
⚫︎広島・松浦悠士選手
⚫︎山口・清水裕友選手
⚫︎静岡・深谷知広選手
⚫︎福井・脇本雄太選手
⚫︎青森・新山響平選手

そして先ほどから競輪グランプリと記してますが競輪グランプリとはなにか??
ここが大事ですね☝️

【競輪グランプリ】
⚫︎毎年末12月30日に開催される競輪界の最高峰レース
⚫︎GⅠより格上のGP
⚫︎通常は開催ごとに何日かかけて予選、準決勝、決勝と勝ち上がり形式で進んで行くのが競輪ですがグランプリはその日一度きり一発勝負
⚫︎優勝賞金1億円
⚫︎毎年11月に開催されるGⅠ競輪祭の終了時点でGⅠ優勝者➕賞金ランキング上位選手でグランプリ出場が決定される
(オリンピック開催年は自転車競技個人メダリストもグランプリ出場確定)
⚫︎競輪グランプリ出場の9名は翌年1年間S級S班という競輪選手最高級班の称号が与えられ(通称・赤パン)グレードレースに優先的に出場可能となる。なので基本的にGⅢ以上のレースにしか出場しなくて良い。しかも自らでレース斡旋希望を出せるため体調など調整して自らが選んだ開催に出れるなどメリットはかなり大きい。

近藤夢の「ざっくり一目でわかる競輪ピラミッド&競輪選手勝負パンツの見方!」⬇️⬇️⬇️

競輪ピラミッド

ということで、説明が長くなりましたが11/21から開催されるGⅠ競輪祭というのは【競輪グランプリ出場】という競輪選手の誰もが目指す最高峰レースと最高ランクS級S班をかけた最後の砦でありまして、競輪ファンとしてはいつも以上に「さぁ!グランプリどうなる!?」が入った開催なのであります

そしてそして、この競輪祭
見どころ&おもしろポイントとしては

⚫︎ギリギリ組
⚫︎一発あります組

この2つが特にポイントなのであります

選手達は身も心も大変だと思いますが見る側、買う側はそこは本当に楽しみでおもしろポイントとなります

⚫︎ギリギリ組
競輪祭を毎年盛り上げてくれるだいたい賞金組の7〜14位くらいにいる選手達。上にも下にもギリギリで手が届くか届かないか、届いて踏ん張れるか掴まれて引きずり下ろされるかの瀬戸際、自分の結果が悪くなくても優勝しない限り他の選手の結果次第で落選してしまう可能性があるとか、もしくは逆に優勝しなくても決勝2着とかで賞金加算してすべりこみが可能な選手とか。とにかく予選から毎レース気が抜けない。

⚫︎一発あります組
GⅠ優勝がグランプリ出場最優先条件なのでここで一発で決めちゃうくらい力ある人。選手全員一発あると言えばあるのだか、特に自力選手で力はあるけどたまたま今年結果が出てなかっただけの選手なんかが究極にコンディションを仕上げてきて予選一走目に激強レースで勝ったりしたらもうワクワクドキドキ。
今年で言うなら一発あります組の最有力は新田祐大選手(史上四人目の競輪GⅠレース全制覇グランドスラム達成者でありその昔近藤夢の描いた新田選手似顔絵に気持ちよくサインしてくれたとても優しい良い人)だろう。新田選手に関しては賞金ランキングも10位なのでギリギリ組でもあり一発組でもある。
あとは若手の最有力として犬伏選手。

さあ、どうなるか…。


というわけで一応できる限りわかりやすく書いたつもりの競輪祭の楽しみ方と競輪グランプリのことでしたが結局一番言いたかったのは僕が競輪を始めた頃からずーっと一番好きな競輪選手

「深谷知広」

が現在賞金ランキング7位にいて…

2017年競輪グランプリ以来の出場がかかっていまして…

特に2017年競輪グランプリは、また深谷選手にグランプリに出てほしいと強く強く強く、感じたレースだったわけでして…
(YouTubeなどにレース動画あるので気になる方はぜひ見てください。深谷選手が先行、四角で深谷選手落車、番手の浅井選手は優勝、その後深谷再乗、観客からの深谷コール、ボロボロになりながら歩いてゴール、プロとして賞金獲得はもちろんのこと、グランプリをゴールして終わりたいという気持ち。そのレースだけじゃない、深谷がどれだけ風を受け風を切り裂き、後ろを引っ張って何人のタイトルホルダーを誕生させたか、その男の)

すいません、止まらなくなりそうなので今はやめます

とにかく深谷選手には2017年だけでなく競輪を始めた頃から今まで、色んな思いがありすぎるので改めてまたしっかり書きますが

とにかくとにかく

「深谷知広がグランプリに返ってくる!」

かどうかの瀬戸際…

コタツで寝て嫁に一万円取られてる場合じゃない状況!

「深谷がグランプリかけて頑張るんだから俺だってコタツで寝ない!」

日々精進

本当は寝てたであろう日の一万円は深谷に。

さあいよいよ、競輪祭!

最終決戦が始まる!

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